TSI BRAND INTERVIEW 「SUNSPEL」①

2018.10.31

注目のブランドに迫るこのコーナー。今月の"it"ブランドは、㈱アングローバルの「サンスペル」です。お客様に向けた幅のある提案で、認知度を高めているブランドの魅力についてインタビューしました。

― 幅のある提案でサンスペルの魅力を伝える ―

| メンズが好調に推移
 英国最古のアンダーウエアで知られる「サンスペル(以下、SPL)」は、1860年の創業から150年を超える歴史のあるブランドです。当社は2015年、SPL社と日本国内における輸入・卸・小売・ライセンスの独占契約を締結し、2016年の春夏シーズンから販売をスタートしました。3年目に入った今年は堅調に推移しており、特にメンズが伸びています。その要因は、提案に幅を持たせたことです。定番アイテムが安定する中で、お客様は新しさも求めています。SPLの魅力である上質な素材や発色の良さはもとより、シーズンごとのカラーアイテムのバリエーションを増やすなど、デザイン・素材開発にも着手しました。今春夏シーズンはこの取り組みが奏功し、メンズの既存店売上は120%と伸長しました。今秋の施策はニットのバリエーション提案です。型数と色数、素材展開を増やし、すでに9月からの売れ行きにも手ごたえを感じています。 

| 新たな客層へのアプローチ
 そして、認知度も高まってきました。7月から「ダイナースクラブカード」会員誌で、SPLのアイテムをコラム形式で連載頂きました。SPLの購買層をイメージしてトライした結果、お問い合わせや来店数も多く、第1弾で紹介したポロシャツは去年の3倍近い売上につながりました。お客様の年齢層が広がったことも大きな収穫でしたね。また、2月にはスタイリストの山本康一郎氏による「スタイリスト私物」がSPLに別注したボクサーショーツを、表参道店とオンラインストアで展開しました。即日完売という注目度の高いコラボとなり、新しい客層にアプローチできたのだと思います。こういったさまざまな企画の出会い、また取り組む相手もSPLとの親和性があれば続けていきたいと考えています。われわれも得るものが多いですし、新鮮さが増すことでお客様もショップスタッフも楽しみ、ブランドとしても成長できるからです。

| 強みを生かしたキャンペーン
 売上を伸ばす上では、自社ECの役割も重要です。この上期は大きく伸長しました。アプリのダウンロード数はまだ少ないですが、WEBチームと連動しながらプッシュ通知にも力を入れています。情報発信を増やし、まずは興味を持って頂くことが重要です。まとめ買いでお得になるキャンペーンをシーズンごとに行なっており、新規客の獲得や客単価アップにつながるなどとても効果的でした。セール対象外の定番品が多いSPLにとって、とてもマッチしているサービスだったと思います。事業規模が小さいので、ブランドの強みを生かした取り組みを続けながら、お客様を増やしていく策を講じていきたいと考えていきます。

| ブランドの成長のために
 今後に向けては既存の5店舗を強化し、ビジネスを軌道に乗せることが目標です。実績を作る中で適した商圏を見いだし、2020年までに2店舗の新規出店が理想です。SPL社とは日頃から積極的にコミュニケーションを図っており、日本のマーケットや提案に理解を示してくれます。建設的に意見を重ねあう中で、双方の強みを引き出しながら、ブランドの成長のために一緒に取り組んでいることを実感しています。SPLセクションのメンバーは少人数で大変なこともありますが、ショップスタッフの皆さんもブランドに思い入れを持って頑張ってくれています。携わるメンバー全員が気持ち良く働き、そして売上も高めていける体制を整えることが私の使命だと思います。



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