サンスペルの歴史

2016.03.02

サンスペルの創設者であるトーマス・ヒルは1860年、当時英国のレース産業の中心になろうとしていたノッティンガムのニューディゲイトに繊維工場をオープンしました。
それまでに培った専門知識を駆使し、 繊細なコットンを使った軽くソフトな服を作り高級下着開発のパイオニアとなりました。これこそ今日私たちが知るサンスペルです。

1929年の大恐慌が引き起こした世界経済の崩壊は、サンスペルにも事業の縮小を余儀なくさせました。
工場をノッティンガムから現在のロングイートンへ移転させ、事業をシーアイランドコットン使用の最高級アンダーウェアに集中させることになります。

1947年、ジョン・ヒルは戦後の暗い英国を抜け出し好況に沸くアメリカへ出かけました。アイディアとイノベーションに溢れるニューヨークに刺激を受け、彼は英国にボクサーショーツを持って帰るチャンスに恵まれます。
しかも、デザインに改良を加えたのです。サンスペルが作り出したボクサーショーツはシーアイランドコットンを素材に、デザインに快適さを追求しました。
ヒップに接ぎ目がないよう一枚の生地を使用し、細部の縫製は肌への違和感を軽減するためにフラットに仕上げてあります。現在でもサンスペルのボクサーショーツはこのパターンをもとに最高級の素材で作られているのです。

リーバイスがセンセーショナルなCMを発表し、ボクサーショーツがファッションアイコンとしての地位を築いたのは1985年のことでした。コインランドリーでおもむろにリーバイスを脱ぎ、
ストーンウォッシュをかけようと洗濯機に放りこむ若きニック・カーメンが白いボクサーショーツ一枚になります。この時、古臭いブリーフよりもクラシックな白いボクサーショーツがファッショナブルなのだという確固としたイメージを焼き付けました。

2006年に公開された映画『007 カジノ・ロワイヤル』の中でダニエル・クレイグはいくつものサンスペルのアイテムを着ています。
アカデミー衣装デザイン賞受賞経験のある衣装デザイナー、リンディ・ヘミングのコメントです:
「今まで数え切れないくらいの映画や演劇の登場人物たちの衣装にサンスペルを使ってきました。なぜかというとサンスペルの製品はクラシックで流行にとらわれず、仕立てが美しいからです。
新しいジェームス・ボンドのダニエル・クレイグには、彼が着用するTシャツ、ポロシャツそしてアンダーウェアのすべてをサンスペルで作れば、クォリティーはさることながら『英国らしさ』に関しても完璧なコラボレーションができると考えました。
サンスペルを着たダニエル・クレイグはとてもセクシーでうれしそうに見えますね」

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